関西では“G20”が終了し、ようやく日常に戻れるかと思っていたところ、なんと本日京都市場には、キャベツが5500ケースも入荷してました。
通常なら、せいぜい1000ケース程度の入荷量らしいですが、本日はその5倍以上!
さらに、この5500ケースというのは前売りだけの数量で、予約相対分を加えると、さらに数量は多くなります。
中央市場の入荷には、「予約相対」と「前売り(セリで入札)」の2種類があります。
予約相対というのは、セリを待たずに注文分を確保できる、いわば予約制先取りともいえます。
弊社では、キャベツはあまり取り扱わないので詳しくはわかりませんが、早朝からスーパーや大口の飲食店、食品加工業者などへ供給するためには、セリが終わるのを待っていたら間に合わないので、大半が予約相対、略して予対(よたい)で注文が処理されるのではと思われます。
ということを考えますと、今日は市場中にキャベツが溢れていたということなのですね。
どうしてキャベツがダブついた?
どうしてこんなに京都市場にキャベツがたくさん入荷したのか?
- たくさんキャベツが採れたから
- 収穫期が重なってしまった
- 大阪がG20サミットで売れなかったから
- まちがって注文したから
などなど、いろんな理由が考えられますが、なんとなくG20の影響を感じます。
大阪の街が3~4日間も機能しなかったわけですから、飲食業界の需要もかなり少なかったのではないでしょうか?
また週末3日間、関西向けの発送業務を停止していた農協さんもありました。
そして通常営業が始まった本日、たまっていたキャベツがドン!と送られてきたのではないかというのが、私の予想です。
違うかな~?
新鮮なキャベツの見分け方
- 葉の色が青く濃いもの
- 葉に黄変が見られないもの
- 葉に張りがあるもの
- 切り口が白いもの(古くなると黒っぽくなります)
- 外葉が不自然にめくられていないもの
できればこういうものを選びましょう。
また「雨獲り」といって雨の日や大雨の直後に収穫したものは、全体的に水分が多く傷みが早いので、雨続きの時期や大雨の直後は気をつけましょう。
もちろん自宅付近の天気ではなく、産地の天気ですよ。
本日のキャベツの相場は?
甘藍 群馬 10kg箱 高値 972円 中値 756円
甘藍 長野 10kg箱 高値 1,080円 中値 864円
とうぜん相場気配は、「弱」でした。
なんとなく、安値が当分続きそうな気配。。。
キャベツ農家さんが気の毒です。
ちなみに 甘藍 (カンラン)というのは、キャベツのことです。
Wikipedia でググったら、
キャベツの語源はフランス語のcaboche(頭)から。
別名の甘藍(かんらん)は中国語名の甘藍から。
さらに別名の玉菜(たまな)は結球する性質から。
だそうです。
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